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ANNnewsCHPublished at May 17, 2026 at 01:45 PM1:48
【ニュース】“車の血液”入手困難で物流に懸念の声…現場レベルでは石油製品の“目詰まり”悪化も #shorts thumbnail

【ニュース】“車の血液”入手困難で物流に懸念の声…現場レベルでは石油製品の“目詰まり”悪化も #shorts

20 days agoLong-tail
ニューステレビ朝日providedニュース企画本編のみshorts
Published time
May 17, 2026 at 01:45 PM
Duration
1:48
Video type
News & Politics
Channel region
Japan
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Topic Cluster
ニュース
Video Description
中東情勢の先行きが見通せない中、今週、カルビーやカゴメがパッケージの変更を発表。さらに私たちの暮らしを支える、物流への影響を懸念する声も。(5月16日OA「サタデーステーション」) ■運送会社「輸送止まってしまうかも」 16日、サタデーステーションが向かったのは、福井市内の運送会社です。 報告・水上真生ディレクター 「10トントラックのキャビンがあきました」 車体から出てきたのは真っ黒な液体。“車の血液”とも呼ばれるエンジンオイルです。 北陸トラック運送 整備士 「もともとは茶褐色。すぐ真っ黒になってしまう」 トラックをおよそ250台保有し、1台あたり30リットルほどのエンジンオイルを定期的に入れ替える必要があるといいますが、物流への影響が懸念されるような状況になっていました。 北陸トラック運送 車両部 吉田裕二部長 「1.5倍ほど価格は跳ね上がっております。今発注しても1か月から1か月半は入ってこないような状況」 エンジンオイルも石油由来のため、イラン情勢の影響を大きく受けています。この会社では、4か月ごとにエンジンオイルを交換していましたが、先月下旬から5~6か月ごとの交換に変更。ただ、エンジンの故障リスクは上がってしまうといいます。 北陸トラック運送 車両部 吉田裕二部長 「(Qエンジンオイルが無くなったら?)輸送は止まってしまうのでは」   一方で、経済産業省はエンジンオイルや機械油などの潤滑油について、日本全体で必要量は確保できているとしています。一部の潤滑油の原料は輸入が止まっているものの、現在は事業者が在庫調整で対応しながら代替品の調達を急いでいる状況。潤滑油不足の原因は、一部の流通事業者などが供給不安から大量に発注しているためだとして、去年の同時期と同じ量を基本とした購入などを要請しています。 今週、大手菓子メーカーのカルビーが石油由来の溶剤の供給への懸念から主力商品のパッケージを白黒に変更すると発表。その後、政府が直接ヒアリングを行う事態になりましたが…。 赤沢亮正経産大臣 「同社は、現時点では現行パッケージのままでも供給に大きな支障はないものの、中長期的な供給確保や、収穫後直ちに加工が必要な馬鈴薯(じゃがいも)の食品ロス防止の観点から予防的にパッケージを変更することとしたと聞いております」 ■“シンナー不足”道路の白線も影響 一方で、イラン情勢の影響は、インフラを支える業界にも及んでいました。 サンエイ企画 川鍋喜八常務取締役 「こちらが道路のライン引きに使う材料の一部です」 道路に白線や「止まれ」の表示などを書く、「ライン引き」。こちらの会社では、関東エリアの工事を請け負っています。塗料とともに欠かせないというのが…。 サンエイ企画 川鍋喜八常務取締役 「シンナーになるんですけれども、ペンキ(塗料)の希釈用に使います」 石油由来のナフサからは、塗料とシンナー、どちらも作ることができます。特にシンナーは、塗料に混ぜるだけでなく、塗料をはがす際にも使われるなど、幅広い用途があります。 サンエイ企画 川鍋喜八常務取締役 「卸すメーカーも均等に届くようにという考え方もあると思うんですけれども、入手困難な状況になってはいます」 いまある在庫はおよそ2ヵ月分。価格が倍近くになった商品もあるといいます。 サンエイ企画 川鍋喜八常務取締役 「私たちの仕事は交通安全。手を入れてきれいにしていかないと、事故につながることにもなりかねないので」 4月中旬にシンナー・塗料の確実な供給確保を国に要望した日本塗装工業会は、番組の取材に対し、「現在も状況は変わらない」と答えています。 ■「悪くなる一方」悲痛の声も 状況は悪化するばかりとの声も聞こえてきました。 塗装会社「フナモコーポレーション」 営業部長 「ここにあるものが私たちの会社で扱っている塗料のすべて」 住宅などの外壁塗装を請け負う企業では、シンナーや塗料の在庫が、残り3軒分だけになっていました。 塗装会社「フナモコーポレーション」 営業部長 「悪くなっていく一方という体感しかない」 大手の元売り業者からは、ゴールデンウィーク明けには製造を再開するとの通知がありましたが、その後、6月以降に延期に…。 塗装会社「フナモコーポレーション」 営業部長 「7月ぐらいまではもう耐えるしかないのかな」 ただ、この状況が長引くと、“手抜き工事”の横行も懸念されるといいます。 塗装会社「フナモコーポレーション」 営業部長 「塗料が足りないから水などで薄めて塗ろうとする業者は多分出てくると思う。1回の塗装で15年ほど長持ちするというところが、5年10年で駄目になっていくことにつながる」 ■トランプ氏 中国に「圧力求めず」 こうした状況の打開につながるのか…。今週、米中首脳会談に世界が注目しました。 アメリカ・トランプ大統領(北京 15日) 「真の友人になった。知り合って11年、もうすぐ12年か」 中国・習近平国家主席(北京 15日) 「両国はすでに新たな大国関係について合意し、建設的・戦略的な関係です」 世界最大の石油輸入国である中国。ホルムズ海峡を通過した石油の三分の一以上は中国向けで、”自由に通れない海峡”は大きな懸念となっています。 アメリカ・トランプ大統領(帰国する機内で) 「(習氏はイランが)核兵器を持ってはならないと非常に強く言っていた。そして、ホルムズ海峡を開放してほしいとも」 記者 「Q習主席はホルムズ海峡を再開させるためイランに圧力をかけることを約束しましたか?」 アメリカ・トランプ大統領 「圧力は求めていない。お願いをすると見返りが必要になる」 アメリカとイランの間では、“核の開発”をめぐっても依然、隔たりは大きい状況が続いています。 記者 「Q.イランへの爆撃は再開しますか?」 アメリカ・トランプ大統領 「言いたくない」 ■注目の首脳会談 双方の成果は 高島彩キャスター 「世界が注目した米中首脳会談でしたが、成果と言えるものはあったんでしょうか?」 ジャーナリスト柳澤秀夫氏 「中国にとっては、一定の成果があったと言ってもいいと思います。中国にとっての核心的利益、最も重要な問題と言っている台湾問題について、トランプ大統領から『台湾の独立は望まない』『台湾への武器売却についてもこれから考える』と、かなり慎重姿勢を引き出しているんですよね」 高島彩キャスター 「トランプ大統領側の成果というのはあったんでしょうか?」 ジャーナリスト柳澤秀夫氏 「『歴史的会談』、あるいは『経済・貿易問題で有利な取り引きができた』とは言ってるんですが、中国がアメリカから買う予定と言われていた500機の航空機についても、ふたを開けてみたら200機と萎んでしまっているんですよね。大見得を切っていただけに、何となくアメリカにとってみると“成果があった”とは言いにくい状況になってますね」 「もう一つが課題になっていたイラン問題ですが、アメリカが行き詰まっているイラン問題で、中国側の影響力を期待していたと伝えられているんですが、習近平国家主席からは踏み込んだ発言があったとは伝えられていません。これも肩透かしを食らった格好なんですよね」 高島彩キャスター 「今後の焦点というのは、どういった点があるんでしょうか?」 ジャーナリスト柳澤秀夫氏 「今年はあと3回、米中首脳会談が予定される可能性があるんですが、9月に習近平国家主席が訪米します。その後、APECやG20があるんですが、9月の習近平国家主席との首脳会談の直後には中間選挙がある。そうするとアメリカ国内で、アメリカ国民向けにトランプ大統領が会談の成果を示すことができるかどうか、否応なしにこの会談に注目が集まることは間違いないと思います」 ■同じナフサ由来でも不足感に“差”か 高島彩キャスター 「そしてイラン情勢の先行きが見通せない中ですが、今週、日本の企業が相次いで対応を発表しています」 板倉朋希アナウンサー 「ナフサが原料に使われる印刷インクの調達が不安定になっているとして、カルビーはポテトチップスやかっぱえびせんなど14品目のパッケージを白黒に変更すると発表しました。またカゴメもケチャップのパッケージデザインを変更。パスタを束ねるテープを、無地に切り替える企業も出てきています」 高島彩キャスター 「いろいろ企業努力というのは感じますが、政府は原油と同様ナフサについても『必要量は確保されている』と説明していますが、現状はどうなっているでしょうか?」 板倉朋希アナウンサー 「去年の3月と、今年3月を比較したデータでは、国内生産量は、ほぼ横ばいなんです。しかし輸入量を見てみると、イラン情勢の影響で中東地域からのものを中心に約4割減少しています。こうした状況を受け、政府は中東以外からの輸入を増やしていて、5月はイラン情勢が緊迫する前の3倍に達する見通しとなっています」 高島彩キャスター 「ということは、ナフサそのものが不足する心配はあまりない、ということなんでしょうか?」 板倉朋希アナウンサー 「そのあたりをナフサの調達などにも携わっていた石油化学コンサルタントの柳本浩希さんに伺いました。そもそも一言でナフサといっても、ナフサからたくさんの製品が作られているということなんです。その中で、ポリ袋とか食品トレーなどの原料になるエチレンなどは、輸出ができるぐらい大量に作られているということで、その輸出分を減らすことで国内分は確保できているということなんです。ただ一方で、いま問題となっているインクや接着剤の原料となるトルエンは、もともと作られている量が少なく、国内向けの分も余裕がなくなってしまって“不足感”が出始めているということでした。つまり同じナフサ由来の製品であっても、“足りているモノ”と“足りなくなっているモノ”が分かれ始めているということです。ただ、政府としては『中東以外からの輸入量も増やしていて、順次日本に到着するので心配しないように』とメッセージを発信しています」 高島彩キャスター 「柳澤さん、ナフサ不足とひと言で言っても状況はさまざまということですね」 ジャーナリスト柳澤秀夫氏 「そうですね。企業の一連のパッケージ変更というのは、政府は『大丈夫だ』とは言ってもなかなかその言葉どおりに信用できない、やはり一抹の不安があるということの表れのように見えるんですよね。ですから一連の企業の動きというのは、『少し自粛しませんか』と政府に代わって国民消費者向けにシグナルを送っているようにも見えるんですよね」 高島彩キャスター 「そのシグナルは各家庭にも届いていますよね。ビニール袋とか保冷剤とか、意識して大切に使うという方も多いと思いますけれども、そこまで中東情勢の影響が及んでいるんだな、と問題の深刻さを改めて痛感します」 [テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
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